思い託しハト形風船=空へ「大好き」―宮城県名取市・東日本大震災7年

2018-03-11 18:55:50

 津波で700人以上の犠牲者を出した宮城県名取市の閖上地区では、遺族らがハトの形をした白い風船を空へ飛ばし、亡き人へ思いをはせた。

 
 地震発生時刻の午後2時46分、防災無線のサイレンが鳴り響き、元住民ら約400人が黙とう。「大好き」「風化させない」などと手書きした風船を一斉に放ち、強風に乗って舞い上がった風船が空のかなたに見えなくなるまで見詰めていた。

 生徒14人が犠牲になった閖上中学校の遺族会が主催。息子の公太さん=当時(13)=を亡くした代表の丹野祐子さん(49)は「14人の子供たちがこの町に生きていたことを忘れないでほしい。時間がたっても、子供への親の思いは変わらない」と語った。

 同校を卒業した工藤望路さん(19)は「この災害は何年たっても忘れられない」と話した。「前向きに頑張る」との思いで献花したという。 

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