<G20>来年6月開催、準備本格化 大阪の会場や警備

2018-04-03 13:50:55

 主要国20カ国・地域(G20)首脳会議が、来年6月28、29の両日に大阪市で開かれることが決まった。首脳級会合の大阪開催は24年ぶり。地元に歓迎ムードが広がる中、関係者は本格的な準備作業に乗り出した。

 G20の会場となるのは、大阪市の人工島・咲洲(さきしま)(住之江区)にある西日本最大級の国際展示場「インテックス大阪」(大阪国際見本市会場)だ。市が建設し、1985年に開業した。民間が管理する。1~6号館があり、府によると、G20の会場は6号館が予定されている。

 首脳会議の前後1~2カ月程度は6号館の一部が使えない見通し。1~5号館も一部で使用が制限される可能性がある。

 インテックスによると、例年6~7月は住宅関連の展示会など、多くの大型イベントが集中。あるイベント事務局の関係者は「施設側から『時期をずらしてもらうかもしれない』との話があるが、全国巡回のイベントなので他都市との調整が必要で難しい」と明かす。

 インテックスは建設から30年超が経過。府のサミット担当者は「今のところ国側から施設の改修や補修の要望はないが、必要なら早く言ってほしい」と話している。その場合の費用は、サミット専用ゾーンの工事費に限って国の負担になる見通しという。

 要人警護などを担う大阪府警は警戒を強める。2日に開かれた「G20サミット対策課」の発足式で、広田耕一・府警本部長は「残された期間は多くない。我が国の威信に関わる最重要警備で、失敗は絶対に許されない」と訓示した。

 対策課は32人態勢で、要人警護や会場周辺の警備、交通規制など各部門の調整にあたる。大阪で首脳級の国際会議が開かれるのは、95年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)大阪会議以来で、平祐輔課長は「当時と比べて、国際テロの脅威が現実のものになっており、サイバー空間への脅威も高まっている」と新たな課題へ危機感を募らせる。【岡村崇、真野敏幸、三上健太郎】

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