秋元康氏、空席覚悟で船出「京都SUSHI劇場」

秋元康氏、空席覚悟で船出「京都SUSHI劇場」

オープニングセレモニーに出席した秋元康氏(前列左から3人目)(撮影・松浦隆司)

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秋元康氏(60)が総合プロデュースを務める京都府の新劇場「京都SUSHI劇場」(226席)のオープニングセレモニーが18日、京都市内で行われた。新劇場は19日に京都・平安神宮の境内にある商業施設「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」の2階にオープンする。セレモニーに出席した秋元氏は当面は「空席」も覚悟している決意を語った。
登壇した秋元氏は「数年前から京都から何かを発信しよう思っていた。ここ(平安神宮)は歴史があり、気の流れもいい。ここから日本を代表する文化を発信したい。今風のアレンジしておもしろいことができたらと思っている。日本全国のすばらしいクリエーターが集まった」と胸を張った。
人気グループAKB48など手掛けてきた秋元氏だが、「京都SUSHI劇場」のまだまだ知名度がないことは承知している。
「まだまだ知られていないので、この先、空席が目立つと思う。急に満員になって終わってしまう劇場ではなく、少しずつ改良を重ねながら、何かまた新しいエネルギーを出せる劇場にしたい」
08年12月、東京・秋葉原のAKB48劇場の初公演の観客はわずか7人だった。
「空席ということに対しての不安はない。それよりも公演をみたお客さんがどう言ってくれるのか。『また行きたい。だれかに話したい』と思っていただけるのか。そこが一番、重要です」
手探りの船出だが、勝算はある。こけらおとしの公演タイトルは「寿司は別腹」。「握りますか? 日本」というキャッチコピーを掲げる。昨年末に約1000人の応募者の中から選ばれた38人の専属パフォーマーがタコ組とイカ組のチームに分かれ、舞台では90分間ノンストップでパフォーマンスを披露する。
伝統芸能、忍者、芸者、すし、戦隊ヒーロー、ヲタク、サラリーマンなど日本を代表するクリエイター陣が、京都に集結する。
京都を訪れる訪日外国人客(インバウンド)もターゲットにする。「寿司が別腹」のタイトルについて秋元氏は「おなかがいっぱいのはずなのに、すしだったらまだ食べることができる。そんなエンターテインメントにしたい。京都観光をした、京都でおいしいものを食べた。でもSUSHI劇場のショーはまだまだ楽しめるぞ。そんな願いがこもってます」と説明した。
将来的な目標も熱く語った。「まだ演目も少ない。これからどんどんつくっていく」と日本を紹介する新感覚のショーをつくることを誓った。いずれは秋元流の京都発の代表作をひっさげ、世界各地を回りたいという。

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